嘉峪関(Jiayuguan)2002.6
 
嘉峪関の中。関所というよりお城と言った方がいい。かなり修復されていて風情はない。


シュアン壁長城の上からオアシスを眺める。上まで登るなら水必携。


長城の西の果てはこの川で終わっている。


長城第一【土+敦】から嘉峪関を眺める。中央の盛り上がったのが長城。周辺には何もない。土産物屋すら無い。
■嘉峪関について■
万里の長城の西の端がある街です。嘉峪関というのは長城にある関所で、昔、この外側はもう中国ではありませんでした。その関所の名前が街の名前になっていますが、実際には観光地というより酒鋼という巨大企業の企業城下町の様相を呈しています。だだっ広く、歩いて回るにはしんどい所です。

■見所■
万里の長城関係の見所が三つあります。
メインは「嘉峪関」で、世界遺産に指定されています。入場料は40元。街の中心から歩くと1時間はかかる距離にあり、公共交通機関がないので不便です。行くなら三輪タクシーでどうぞ。
「シュアン(県の下に心)壁長城」は山に造られた長城で、山を這い登るヘビみたいに見えます。1987年に修復された物なので長城自体は新しくてつまらないのですが、上に登れば景色は良いです。入場8元。嘉峪関から三輪タクシーで20分。
一番のお薦めは「長城第一【土+敦】」。長城の西の果てです。壁が絶壁の所で終わっているのがわかります。また、このあたりの長城は修復されていなくて昔のままです。北京あたりの長城をイメージすると意外とショボイ壁に思えるかもしれません。しかし回りに広がる砂漠の中を一筋の壁が走っているのは豪快な眺めです。ここは有り難いことに入場料はいりません。嘉峪関から三輪タクシーで30分。道が解りにくく、タクシーの運ちゃんでも知らない人がいます。国道を敦煌方面に走り、嘉峪関を右に見ながら橋を渡ったら左に曲がります。そこから3km程です。
これら三カ所を回るのに三輪タクシーを半日チャーターして70元かかりました 。途中でエンコして押すハメに。普通のタクシーで行った方が無難です。

■交通■
列車はウルムチ-蘭州間を沢山走っていてそのほとんどが嘉峪関にも停車します。玉門発蘭州行きの列車もあるのでこの間は切符も取りやすいでしょう。
敦煌へはIVECOのバスが一日一本あります。ゴルムドや西寧へバスがあれば便利なのですが、出ていません。
市内バスは客を探しながら走るので遅くてイライラします。駅から街の中心へは1路が走っていて20分かかります。

■宿■
街の中心にる高級ホテル、嘉峪関賓館に泊まりました。立派なフロントで尋ねるとちゃんとドミがありました。三人部屋で40元。部屋は凄く綺麗です。ただドミの部屋は一つしかなく、廊下ですれ違う他の客は全員金持ちなので、シャワーに行く時などちょっと気後れします。