成都(Chengdu)2002.7/1989.3/1999.7〜8

 


杜甫の草堂。真っ赤な塀と緑の竹林のコントラストがいい。


雰囲気抜群だった杜甫草堂にある茶店。クリックすると色々な茶店が見れます。


茶店には耳掻き屋さんがいて、鉄製の耳掻き棒をちゃらちゃら鳴らして客を探しています。「きもちいーヨ」と声を掛けられたが、水虫みたいなのに感染する事があるという話を聞いたことがあったので見送り。


南郊公園。武候祠の隣にある公園。武候祠がすごい混雑だったので逃げてきたらここは閑散としていた。

大熊猫繁殖研究基地のパンダ。


成都のラッシュアワー。


都江堰にある揺れる吊り橋。みんなキャーキャー言いながら楽しそうに渡っています。

■成都について■

四川省の省都です。ここで有名なのはパンダ、三国志、杜甫、タンタン麺 、マーボー豆腐、ホイコーロ、酢辣湯…、そしてお茶です 。
三国志は本を読んでいるのといないのとでは成都の街に対するモノの見方が全然違ってきます。杜甫についても同様です。せっかく成都まで出かけるのでしたらどちらかを読んでおくと楽しみも広がります。
メシ関係ですが、何でもとても辛いです。しかし、唐辛子を沢山放り込んであるだけの辛さではなく、山椒(花椒)のピリピリした辛さがとても効いています。日本ではなかなか味わえないこの辛さは病みつきになります。
お茶は成都の名物の一つです。緑茶ではなく、茶色い花茶が好んで飲まれるようです。そして嬉しいことには茶館がとても発達しています。昔(文化大革命以前)茶館は全国各地にあり、庶民の社交の場になっていました。ところが、そこでもって政府の悪口やうわさ話が盛んに話されるようになり、次々と閉鎖させられてしまいました。今、全国で茶館が復活しつつありますが、最も庶民的で、気軽に入れるのは成都の茶館でしょう。茶館と言っても大きく分けて3つの種類があります。最も庶民的なものは地元の人のたまり場になっていて中からジャラジャラと麻雀牌の音が聞こえてきます。フリーの観光客は入りづらいです。レストランのような店構えで「茶」と書いてある所もありますがいかにも高そうです。お薦めなのは公園の中にある「茶席」です。まず葉っぱを買います。花茶なら独特の茶碗に入れてくれます。茶碗蒸し用の茶碗に似た杯です。この茶碗を持って好きな席に座れば、お湯係りのオッサンがお湯を注ぎに来てくれます。少し飲むとすぐ継ぎ足してくれます。一杯茶をたのめば一日居ても怒られません。

成都の街は盆地にあるために夏はとてもムシ暑く、7、8月の滞在中カラッと晴れる事がありませんでした。じっとしているだけでも体中にジットリ汗をかいて、かなり不快です。
そんな蒸し暑さをホッとさせてくれるのが辛い料理とお茶です。辛い料理でドバッと汗をかいて、暑いお茶で水分を補給しましょう。すると今までジトジトかいていた汗が、ドッと流れ出し、身も心もさっぱりします。荒っぽい方法ですがこうして涼を取るのが四川人の生活の知恵のようです。


■見所■
中国では今「西部大開発」というキャンペーンを行っていて、西部の大都市である成都も大開発のまっただ中です。古い町並みは加速度的になくなりつつあります。人民公園の近くにある同仁路や岷山飯店の裏手の花鳥市場にはまだ昔の雰囲気が残っているので是非散歩して下さい。天府広場の東南は繁華街になっていてイトーヨーカドーもあるし、西南書城という巨大な本屋もあるので旅の必需品を仕込むのに便利です。あと交通飯店の回りには登山用品店が何軒かあって日本より安く買えます(本物かどうかは別問題)。

市内の見所としては有名なのは杜甫の草堂と武候祠です。
杜甫の草堂は詩人・杜甫が住んでいた所で、竹林に囲まれた落ち着いた公園です。入場料は30元。この中にある茶座(屋外喫茶コーナー)はお薦めです。広々している上に竹製の椅子が雰囲気抜群です。
武候祠は三国志のヒーローである諸葛亮を祀った祠で、劉備玄徳の墓もあります。蜀の将軍たちの彫像などもあり、三国志マニアは必見です。入場料30元。ここにもいい感じの茶座があります。

お茶を飲んでゆっくりするのならお薦めは文殊院です。入場料は1元。お茶も2元から飲めます。おそらく成都で最大の茶座ではないでしょうか。色んな人が昼間からだらだらしてます。また人民公園の茶座も池に面していて気持のいい所ですし、青羊宮のもローカル色が濃くて面白い。

成都に来たならパンダも見逃せません。街の中心から自転車で90分の所にある大熊猫繁殖研究基地(ジャイアントパンダ繁殖研究センター)はお薦めです。朝早く行くとパンダは起きていますが、遅いと寝てしまいます。ここに行く方法としては、
1.朝8時に交通飯店で自転車を借りて根性を入れてこぐ。
2.ホテルで主催している半日ツアーに参加する(50元)。
3.タクシーで行く。
の3つの方法しかありません。実は成都動物園からバスがあるという情報を得たのですが、いくら捜しても見つかりませんでした。 成都動物園までバスで行って(列車の駅から32路のバス)、そこからタクシーに乗れば15元くらいです。帰りは流しのタクシーが少ないので門の前にたむろしているミニバンで動物園まで15元。

成都から一日ツアーで行く名所に都江堰と青秀山があります。前者は大昔の水利事業の跡地で、よく揺れるつり橋がある以外には特に何もないです。青秀山は道教の寺がある山で、峨眉山に行く時間が無い方は行ってみてはいかがでしょう(僕は行ってません)。

成都は四川省の省都なので、四川省の各地へ行くツアーや交通機関が充実しています。
九寨溝の他にも峨眉山や楽山、海螺溝の氷河、重慶からの三峡下り、そしてチベットと、成都を起点にして様々なツアーが主催されています。
いずれのツアーも交通飯店の中にある旅行会社で申し込めます。何軒もあるので全部に当たって値段を調査してください。けっこうバラバラです。
2002年夏の時点のチベット行きは航空券、成都空港までの交通、許可証の三点セットで1800元でした。
今人気の稲城7日ツアーは夏の週末のみ出発で1800元。


つづく