陽朔(Yangshuo)1999.5/2001.5

 


西郎山からの陽朔の街並み。凄く狭い土地に建物が詰め込まれています。これ以上発展の余地はなし。


月亮山に向かう途中の風景


漓江上りの典型的な一枚。


興坪から徒歩1時間の画山村という小さな村。


同じく画中村の風景。右に移っているおっさんは休憩しています。


興坪で見かけた老人とウシ。こんな絵になる風景が日常にあります。


遇竜橋。1999年の写真。2001年に行ったときは観光客が激増していた。


陽朔の西街の朝。土産物屋とカフェが並び、昼間は中国人観光客で溢れる。外国人がカフェで食事している姿も観光名物の一つとして見物の対象となる。最近では中国人バックパッカーが大量に押し掛けていて外人達は押され気味。

■陽朔について■
中国の三大バックパッカーズリゾートの一つ。白人が我が物顔で歩き回り、媚びを売るようにカフェや安宿が並びます。そんな街の雰囲気ははっきり言って好きではないですが、流石は中国最大の観光地・桂林の風景のハイライトだけに景色は素晴らしいです。
通常の桂林観光では船で漓江下りをして、ここで船を下りてバスで帰りますが、通 常より貧乏な旅行者は桂林に行かずここに来て、漓江上りをします。それが正解です。桂林からの漓江下りは、何隻もの船が数珠繋ぎで走るので、景色の中に前を走る船がフレームインしてしまい、興ざめです。それに値段も段違いです。

■見所■
陽朔自体には見所はあまりありません。土産物屋が観光客の数とほぼ同数あって、やってくる船を待ち伏せてます(あれじゃ絶対商売にならん)。ただし、ここに滞在している貧乏人にはあまり興味はないようなので、うるさくまとわりつかれる心配はありません。他に外人向けカフェーが多数有り、英語が通 じます。

漓江上りは漓江下りに比べてとても安いのでお薦めです。興坪まで行って(3時間・50元)チャリンコで帰ってくるコースが一般 的。僕もこれに参加しましたが雨だったのでバスで帰ってきました。他にも興坪より上流の楊堤まで行って(5時間・100元)バスで帰るコースもあります。(チャリは自分で用意して船の屋根に積みます。)この値段1999年のもので、2001年5月現在値上がりしていました。しかしGW期間特別料金かもしれないので行ってみないとわかりません。

興坪は、その村も周辺も見所一杯なので好きなように見て回ります。外人慣れしているのでどこへ行っても怒られません。興坪から陽朔はバスで40分、チャリで2時間。町の船着き場近くの小山には日本人が作ったという展望台があり、40分ほど登ると素晴らしい眺めが広がります(登るのはしんどい)。興坪から川沿いを川上に2時間ほど歩いて行くと画山村があり、牧歌的な農村風景が広がります。路は行き止まりになってますが、行き止まりの所から川を渡し船で渡りさらに歩き続けると楊堤まで行けるようです。事前に十分に情報収集してから行って下さい。

福利は興坪と陽朔の間にあり、古い村はいい感じです。

月亮山は陽朔からチャリで40分位。山に登るといい眺め(片道徒歩30分)。月亮山への途中には眺めが良い橋と、入場料を取るくせに全く見る価値のない大榕樹の木があります。

遇竜橋という橋へはチャリで高速道路を1時間、白沙村で金宝への道に左折してさらに15分。路が二股に分かれていて右側に売店がある所を左に曲がります。いい感じの橋と村がありますが、道がわかりにくいので迷って遠回りするでしょう。白沙村までの高速道路には恐ろしく長い坂道があってトラックのスモッグを全身に浴びます。しかし!ラッキー!帰り道には素晴らしい下り坂があります。 この遇竜橋からさらに1時間の所にもう一つ橋があるそうですが、いくら走っても見つかりませんでした。

この他にも、陽朔の近くの村々を自転車で回れば一週間くらいは退屈しないでしょう。郊外に行けば観光客の姿は少なく、村の様子を見る限り、あまり豊かではないようです。あくまでも低姿勢で、目立たぬ ように観光しましょう。西洋人の中にはロッククライミングに挑戦する人もいるようですが、見つかったらこっぴどく怒られると思います。

■交通■
桂林からバスで1時間30分、5元。白人は荷物持ち込み料1元を請求されることがあります。バスは列車の駅前広場から出ています。
桂林発の飛行機のチケットは陽朔の街中に沢山あるCITS(中国国際旅行社)で買えます。列車の切符は難しいかもしれません。


■宿■
安宿は沢山あるのですが丁度良い中級ホテルがあまりありません。高いか安くて設備が悪いかの両極端です。しかもゴールデンウイークの最盛期に行ってしまったのでこの傾向はますますひどいことになってました。
宿が集中するエリアは次の三つに大別されます。
バスターミナルの近く、幡(本当は虫編)桃路沿いには昔ながらのバックパッカー宿が並びます。しかしちょっと時代に取り残された感じと、バスやトラックの騒音に閉口します。 ここにあった南方大酒店に一泊(シングル100元)しましたがジメジメして最悪。
もう一つはバスターミナルから漓江方向に伸びる路沿いにある中級ホテル街です。金竜飯店・漓江酒店・西朗山飯店があります。定価250〜300元程度の宿です。漓江飯店に泊まりましたがGW料金380元を取られました。定価は300元のようです。380元でも納得できる設備です。
どうせ泊まるなら一番お薦めできるのは西街という西洋人向けカフェ街にある宿です。300元くらいの中級ホテル次々と登場しています。また国際ユースホステルもあり、カフェが経営する宿には安い部屋も若干あるようです。しかしGW中はこの辺りで空き部屋を見つけることはできませんでした。
なお高級ホテルならバス駅から桂林方向に歩いた所に何軒かが新しくできています。300元〜500元くらいです。
GWと夏休みを避ければホテルの値段はだいぶ違ってくるんじゃないかと思います。冬なら大バーゲンもありでしょう。