哈爾浜−ハルピン−(Haerbin)1992.8

 

写真上・旧キタイスカヤ通 り(人民大道)の石畳の道。
右上・「赤い夕日の満州」と言うように、凄く大きい夕日が見れますのでサンセットは必見。川は松花江、対岸は太陽島です。
右下・夜になると短い夏を惜しむように人々が人民大道に集まってきます。

  ■哈爾浜について■
帝政ロシアの面影を色濃く残す素敵な街、1992年の時点では昔の建物が沢山残っていて、十分に雰囲気に浸ることができました。現在はどうなっているか少し心配。
昔はここに沢山の白系ロシア人(革命でロシアを追われた人々)が住んでいました。その後中国でも革命が起きて、彼らは再び家を追われる境遇となりました。いったい中国を離れてどこに行ったのでしょう?お金がある人は何処にでも行けたろうけど、貧しい人々は?とても興味のあるテーマなのでいつか調べてみたいものです。

■見所■
哈爾浜では古い街並みをゆっくり散策しましょう。同じ旧満州の都市の中でもこの街は何となくロシアのイメージが強くあります。主な見所としては…
太陽島は有名な避暑地です。ただの広い公園ですが、映画の舞台になって有名になった所です。
児童公園。園内をミニ列車が走っていますが、これは切符売りから車掌、運転士まで全て子供が運営しているということになっています。外人の団体客が来ると子供が案内してくれます。そんだけ。子供達、学校は行ってるのでしょうか?
侵華日軍731部隊罪証陳列館。化学兵器の人体実験を行った731部隊の資料館です。展示はあまり面 白くないですが、哈爾浜まで来たら寄って行くべきです。ちょっと遠いけど。バス停の場所を聞いたらタスキを掛けた女の子がその場所まで連れていってくれました。小さな親切キャンペーンみたいなのをやっていたようです。

夏は有名避暑地なので結構混みます。ご注意を。僕が泊まった馬迭爾賓館は当時スイートで7000円位 でしたが混んでいたので一泊で追い出されてしまった。今はもっと高くなってます。