九江(Jiujiang)1997.8

 


甘棠湖の釣り人。街の真ん中に湖があります。


甘棠湖の眠り人。僕も真似してみました。


甘棠湖と烟水亭。三国史の舞台の一つらしい。


さて、ここはどこでしょう。忘れました。川は長江です。向こうの方に長江大橋がかすかに見えます。

■九江について■
「潯陽江頭夜送客」で始まる白居易の漢詩で「琵琶行」という有名なのがあります。それが詠まれた場所がこの街です。詩に出てくる「潯陽江」というのはこの九江付近を流れる長江のことだそうです。

水滸伝を読んだ方なら、流刑になった宋江が酔っぱらって落書きをした潯陽楼がある所と言った方がわかりやすいかもしれません。どっちにしろどうでもいい話ではありますが。

典型的な地方都市ですね。のんびりしていて僕は好きです。結局2日もいてしまいました。

■見所■
観光するなら一日あればことたります。長江を見るなら潯陽楼の他に鎖江楼塔、琵琶亭がありますのでそれぞれの眺望を存分に楽しんでください。大したもんじゃないけれど、半日ならつぶせます。
飽きたら市の中心にある烟水亭に行って湖の景色を満喫しましょう。そして湖に沿って散策していれば残りの半日もつぶれます。

万が一もう一日余ってしまったら石鍾山に行っても良いでしょう。バスで湖口の街まで行き、街の中心の方に歩くとあります。僕はバスを降りてバイクタクシーに乗ったんですが、2元で行ってくれました。でもわずか1分で着いてしまいました。新宿駅で降りてアルタまでタクシーに乗るようなものです。

■交通■
廬山からミニバスで一時間。
南昌へは豪華高速バスで2時間。おしぼりとジュースのサービスがあります。あと外人なんか一人も乗っていなくても英語のアナウンスがあります。何かしゃべっているなあ、何言っているかわかんないなあ、と思ったらそれが英語でした。わかった頃にはアナウンスは終わっていました。一見意味が無いように見えますが、これも豪華高速バスならではの演出です。有難みをかみしめてください。

他に長江を船でどこかへ行くとか、京九鉄道で北京や九龍へ行くことも出来ます。

■宿■
中級ビジネスホテルが沢山あります。潯陽路には似たようなレベルのホテルが4軒並んでいますのでお好きなのをどうぞ。200元〜。