敦煌(Dunhuang)2002.6
 
敦煌は砂漠に囲まれたオアシスだ。風邪が吹くと砂が舞い上がり、前が見えなくなるほど。


世界的に有名な莫高窟。入場料も世界基準。


鳴砂山。ここに来るなら夕方がベスト。



鳴砂山にある月牙泉。今までに枯れたことがないという泉だが、枯れないように隣に調整池が作ってあった。


砂漠を行く駱駝。まるで絵に描いたような砂漠の風景だが、この駱駝は観光客用。住民が普段から乗っているわけではない。


敦煌は遠い。上海からなら二泊三日の列車の旅。ウルムチへだって一泊かかる。
■敦煌について■
シルクロードの代表的な観光地で、井上靖の小説「敦煌」で日本人におなじみです。観光しか産業がないせいか、昔から数多くの観光客を受け入れて来たせいか、とても居心地のいい街です。安いホテルや日本語の通じるレストラン、貸し自転車など、旅行者の必要とする物はそろっています。タクシーの客引きがうるさいのと観光地の入場料が高いのに目をつぶれば中国でも最も旅行しやすい場所の一つでしょう。
この街は砂漠のまっただ中にあってとても乾燥しています。5月は砂嵐のシーズンだそうです。冬は寒くて夏は暑い気候ですが、乾燥しているので夏でもそれほど不快ではありません。ただ日差しは強烈なので帽子がないと黒こげになります。


■見所■
敦煌観光のメインは「莫高窟」です。中国三大石窟の一つで、規模が最も大きく、保存状態も良いです。世界遺産になっています。入場料は80元。門の所で何人か集まるとまとまって入場し、ガイドに従っていくつかの石窟を見学する仕組みです。追加料金を払うと日本語または英語ガイドを付けることもできます。ここは敦煌市内から離れているのでツアーバスに乗るかタクシーでしか行けません。
歴史に興味がない人は莫高窟を見ても退屈するかもしれません。入場料も高いので行かない人もいます。そんな人でも「鳴砂山(月牙泉)」なら退屈しません。ここには典型的な砂漠があります。敦煌郊外の砂漠は砂というより土の荒れ地が広がっていて美しくないのですが、鳴砂山にはサラサラの砂と砂丘があってテレビで見る砂漠に近い景色です。入場料が50元しますが、裏からタダで入る方法も研究されていますのでレストランにある情報ノートを参考にして下さい。ここまでは3路の市バスでも自転車でもツアーバスでも行けます。
この他に市内には「白馬塔」という小さな塔があり、自転車で行けますがわざわざ入場料15元払うほどのものではありません。

敦煌の主な見所を回るにはツアーバスが便利です。飛天賓館の前庭から出ています。午前中に莫高窟に、午後は白馬塔に、夕方には鳴砂山に行きます。全部参加すると30元ですがバラバラに参加することもできて、一カ所10元です。 これ以外にも色々見所はあるのですが、郊外になるのでタクシーをチャーターしなければなりません。一日で300元からです。

■交通■
鉄道の敦煌駅は街から116km離れた柳園という街にあります。駅前広場から敦煌市内までバスが1〜2時間毎に出ています(15元・所用2時間弱)。また沢山の乗り合いタクシーが待っています(20元〜所用1時間半)が、人が集まらないと発車しないのでバスを待った方が早いかもしれません。街から駅までは飛天賓館の向いのバスターミナルからバスがあります。
列車の切符は駅でも買えますが、敦煌賓館近くの陽関路沿いにある鉄路旅行社で30元の手数料で買えます。町中の旅行会社でも扱っていますが手数料はまちまちなので確認して下さい。ウルムチへは始発列車があるので切符は取りやすいです。
バスなら飛天賓館の向いのターミナルから蘭州、ハミ、ゴルムド、酒泉等へ出ています。


■宿■
バスターミナルの向にあって便利なので飛天賓館に泊まりました。大部屋のドミは一人20元です。冬は寒そうな風通しのいい部屋です。他にもこの周辺には沢山の安宿が並んでいます。


■めし■
食堂はかなり充実しています。飛天賓館の敷地内にはJohn's Cafeがあり西洋人のたまり場です。また近くには日本語が通じるレストランが二軒あります。そのうち「敦煌料理」という店は2002年2月に開店したばかりで、熱烈な客引きに遭いますが主人はいい人なのでお薦め。
タクシーや貸し自転車などの手配はこれらのレストランで出来ます。