(Shenzhen)2002.4
  ■シンセンについて■
香港と中国の国境の町です。1997年に香港が中国に返還されてからは国境とは言えなくなりましたが、それでも人の往来は自由ではなく、国境と同じ状態にあります。
1980年に経済特区に指定されて以来、人々はこの街に仕事を求めて押し寄せ、新しいビルがニョキニョキ建ち、あっという間に巨大な都市に成長しました。中国の経済発展の象徴のような所です。同時に中国の怪しさの象徴でもあります。


一部の中国人の中には、拾うより簡単に金が手に入る街だと思っている人がいるみたいで、大量の流民がやってきます。街の入り口では検問をしていますが、あまり効果はないみたい。どうやって入って来たのか、マッサージ嬢とポン引き、そして乞食たちが根性の入った営業活動をしています。彼らのターゲットは買い物にやって来た香港人ですが、日本人も見分けがつかないので放っておいてはくれません。

■交通■
駅とバスターミナルは香港とのボーダーのすぐそばにあります。この地域は羅湖と呼ばれます。 広州をはじめ広東各地にバスが沢山出ています。羅湖の他、線路を渡った所にある華僑大厦の横にもターミナルがあります。

■ボーダー■
香港はもう中国の一部なんですが、ボーダーには鉄条網が張り巡らされ中国人が香港に行くのは簡単ではありません。日本人はパスポートがあれば行けるのですが、やはり簡単ではありません。鉄条網のかわりに長い行列が張り巡らされているのです。週末には特に凄いことになるので本など持参してどっしり構えてください。

■宿■
ユースホステルがありますが、街の中心から離れています。駅の近くで泊まりました。華僑大厦は普通ツイン138元(割引価格100元)、標準ツイン238元(190元)でした。玄関近くには床屋が何軒かあって怪しい雰囲気です。駅の真上にある火車站大酒店は268元〜。週末に泊まるなら割引は期待出来ません。