建水(Jiansui)2002.3
 
建水の町並み。ここではあまり写真を撮らなかったでこんなやる気のない写真しかない。正面は朝陽楼。


燕子洞の入り口。何やら期待感をあおる天井に釣り下げられた短冊。


洞窟の入り口の所で燕の巣を取る実演を見る。面白い。鍾乳石の岩をロープも何も使わずにするすると登っていく。見てるこっちはハラハラ。燕子洞最大の見所。


文廟でくつろぐじいさんたち。まったりするには良いところだ。
■建水について■
雲南省にありながら古くから漢民族が多く住み、行政の中心地になっていたらしく、明・清代の建築が沢山残っている町です。中国のガイドには古建築の博物館などと書いてあります。
けっこう期待して行ったのですが、観光地になっている建物以外は近づいて見ることが難しく、政府の役所として使われている建物には「参観・撮影お断り」と書いてありました。町自体の雰囲気はこぢんまりしていて悪くはありません。

■見所■
燕子洞という鍾乳洞が最大の見所になっています。沢山の燕が住む洞窟で、昔から中華の高級食材である燕の巣を取っていたそうです。ここへは開遠や個旧へ向かうバスでこれます。1時間弱で左側にゲートが見えてきます。入場料31元!中に入ると待合室で待たされ、人が集まるとみんなで洞窟に向かいます。ガイドの説明を聞きながらライトアップされた洞窟を奥の方に歩き、船に乗って帰ってきます。所用2時間。 鍾乳洞自体は面白くも何ともありません。「この岩は鶏のとさかに見えます」とか「この岩はブドウ棚です」とか、ガイドさんが説明してくれるので、我慢して聞きながら着いて行きましょう。勝手にズンズン進んで行って迷子になってトム・ソーヤみたいなひどい目に遭ってもしりません。

文廟と朱家庭園は建水の町の中にある古い建築です。どちらも入場料が20元!!!!!!! 文廟というのは孔子を祀った所で、曲阜の孔子廟に次ぐ規模だそうです。確かに面積は広く、庭には巨大な池があります。しかし、建物は最近修復されたらしく、 ピカピカです。さすがに20元という入場料は高いと思っているのか、音楽演奏のサービスがありました。地元の人はタダで入れるので、池の畔はじいさんばあさんの憩いの場になっています。朱家庭園は昔の邸宅の跡ですが、20元だったので入りませんでした。

町の中心には朝陽楼という楼閣があります。こちらは無料。回りはじいさんばあさんのたまり場です。また路地裏には朱徳(中国解放軍の大元帥)が昔住んだという家もありますが中には入れません。郊外に行くと双龍橋という古い橋もありますが行っていないので詳細は不明。

■交通■
昆明の汽車客運站から豪華バスで4時間です。昆明-玉渓間は素晴らしい高速道路。通海からはデコボコ道。豪華バスと普通のバスが走っていて、普通のは1時間に一本くらいあります。
開遠や個旧へ向かう道は新しく建設中で、完成すると燕子洞への行き方が変わるかもしれません。今は道は悪いです。
元陽までは4時間かかります。建水から先の車窓の景色はなかなかです。特に坡頭の周辺は山肌にへばりつくように小さな村が点在しています。坡頭から先バスは坂道を転げるように下っていき、紅河を越えるとまたエッチラ登って元陽到着。


■宿■
人民政府招待所(一泊30元)が有名なようです。私が泊まったのはグオ(にんべんに果)羅大酒店。バスターミナルを出て左へ5分、市場の真上にある立派なホテルです。定価120元が84元に。他に花園賓館という所も泊まれるようです。ツイン60元〜。