紹興(Shaoxing)2001.8/1987.8
 
魯迅記念館近くの運河と古い家並み。東洋のベニスと呼ばれる町だけあって運河が沢山あります。足漕ぎ式の船で主な観光地を回ることもできますが値段交渉が面倒。


禺陵にはこれといった見物があるわけではないですが、人が少なく緑が濃いので好きな場所です。


咸亨酒店。客のほとんどが観光客ですが、隅の方では地元のじいさんがランニング姿で豆だけをつまみに酒を飲んでいます。シブイです。僕もまねして隅の席に陣取りました。一人前の酔っぱらいになった気分です。


注文したのは揚げ湯葉と漬け物。あと紹興酒で23元。紹興酒はちょっと甘め。


歩いて駅に行くことを拒否されているような意味なく広大な紹興駅前広場。実際歩くと10分はかかるのでバスで行きましょう。
■紹興について■
紹興と言えば…周恩来の故郷、魯迅の故郷、そして紹興酒の故郷です。中規模の都市ですが、なかなか文化的な香りのする場所ですね。周恩来は淮安という街で生まれ、父親の死後ここに引き取られて来ました。魯迅はここで生まれ、ここを舞台に「阿Q正伝」「故郷」といった名作を書きました。紹興酒はこの街で生まれ、数多くの酔っぱらいを世に送り出しました。いずれも世界に大きな影響力を及ぼした逸材ばかりです。
この度10余年ぶりに訪れて見て、町並みが激変しているのに驚きましたが、古い町並みも少しだけど残っているし、観光客向けに居酒屋も誕生していました。思わず沈没しそうになっちゃいました。


■見所■
偉人関係:魯迅関係の見所としては記念館や魯迅の故居、魯迅の通った学校(三味書屋)があります。紹興に来た人は必ず訪れる所で、いずれも町の中心部の魯迅路に集まっています。入場券は4カ所入れる通し券になっています。魯迅の故居は昔の典型的な金持ちの家で有名な小説「故郷」の舞台になったところです。
またもう一人の偉人・周恩来の記念館もありますがこちらはあまり面白くないです。

歴史関係:春秋時代の越の国の首都だったという輝かしい歴史を持っていますが、あまりに古い話(2200年以上前)なので当時の史跡はあまり残っていません。府山公園の入り口の所に越王殿とかがありますが由緒は不明です。ただ府山公園の丘の上は見晴らしが良くてお薦めです。
春秋時代よりさらに昔(4000年くらい前)の伝説上の人物の墓・禺陵(禺の字はこんな感じのちょっと違う字だけどワープロで出ません)は町の中心を南北に走る解放路から2路のバスで20分。人が少なくて気持ちの良い所です。
書道に詳しい方なら蘭亭は見逃せないでしょう。昔の書道家・王義之(義の字は本当はもっと複雑な字ですが面倒なのでこれで勘弁してください)ゆかりの場所です。

風景関係:東湖は山の中をくり抜いて石を切り出した採石場の跡で、山の中を船で遊覧することができます。断崖絶壁の中の細い水路を行くのでおっかなくて面白いです。

酒呑み関係:紹興に来たなら紹興酒を呑まなくては。レストランは沢山ありますが、居酒屋っぽい雰囲気が楽しめるのは咸亨酒店です。咸亨酒店は魯迅の小説にも出てくる店で今は巨大高級レストランになっていますが、その本店の正面に気軽に入れる店を持っています。食券売場で食券を買うシステムは面倒ですが、地元のじいさんなどがランニングシャツ姿で飲んでいるので一人でも問題なしです。紹興酒はお椀に入れてくれます。

■交通■
バスの駅は以前は鉄道駅の前にあったのですが、おそろしく不便な所に移転してしまいました。杭州からのバスは町の北の外れの汽車客運中心に到着します。杭州・寧波・上海へのバスもここから出るのだと思いますが、行くのが面倒です。杭州から紹興へのバスは杭州の東站の正面右の専用出発ゲートから頻発しています。
紹興から脱出するなら列車の方が早くて便利でしょう。杭州・寧波・上海行きは当日の朝駅に行けば取れると思います。紹興に止まる列車は多いのですが、席が確保できる列車は決まっていますので、席の有無を確認してから購入して下さい。


■宿■
紹興飯店は広い敷地に建物が点在していてお薦めですが、200元以上するみたいです。私が泊まったのは解放路にある百大賓館・ツイン168元でした。そのくらいの価格層のホテルは沢山あるようです。