竜勝/龍勝(Longsheng)2001.4
 
棚田。他の場所で見るヤツとはスケールが違う段々ぶり。800m位の山の斜面がずっと段々になっている。


山頂付近の段々。


水は張ってあるのだが、田植えをする気配はない。


山頂付近には段々に立てられた民宿が延々と連なる。どう考えても多すぎだと思う。


竜勝の町からの眺め。狭い町で観光するところはあまりない。

■竜勝について■
桂林から足を伸ばして、一泊二日で来れる観光地。ここには有名な棚田(いわゆるライステラス)があります。
竜脊梯田とよばれる棚田は竜勝の街から約1時間のところにあり、山の斜面には誰が作ったのか、気が遠くなる程の段々が作られています。山の頂上付近には無数の民宿があり、山の麓には無数のオバチャンが観光客を待ちかまえています。オバチャンは観光客がやってくると「ガイドするよ」と誘いかけ、案内しながら民芸品を売りつけたり、民宿を紹介したり、写真を撮らせたりして小銭を稼いでいます。かなりうっとおしいです。無視し続けた方が賢明でしょう。
村中総出で観光客を待ちかまえているんじゃないかと思うほどの熱心なオバチャン達ですが、田植えはしなくて良いんでしょうか?人ごとながら心配になりました。4月の末だというのに田んぼは水を張っただけの状態でした。


■見所■
バスの車掌に「梯田」までというと、小さな村の前で下ろしてくれます。下りた所から進行方向の左側に吊り橋があるのでこれを渡り、ガイドのオバチャンをひたすら無視し続けて道なりに上へ上へと登ります。かなりしんどい登りです。45分ほどで入場料を払う所に到着します。ここからさらに30分ほどで、山の上に到着します。頂上付近は民宿だらけです。
入場券を買うと簡単な地図の付いたパンフレットをくれるので(くれないかもしれないけど)これを見ながら歩きましょう。かなり長い遊歩道みたいなのが作ってあるようで、頂上で一泊して歩き回ると楽しいかもしれません。私は1時間くらいしか時間がなく、慌ただしく下山しました。
なお登るのが嫌な人は麓から切符売り場まで道路が出来てますので、バイクタクシーを利用する事ができます。値段は不明。一台だけバイクが待機してました。荷物がある人はこれを利用した方が賢明です。
なお、竜勝の郊外には温泉もあります。行ってないので詳細は不明。ツアー客などはここに泊まるようです。


■交通■
竜勝までは桂林のバスターミナルから沢山のバスが出ています。現在道が工事中で4時間近くかかります。スゴイ埃だらけの道なので、空調バスをお薦めします。普通のが10元、空調が15元で、5元余計に払う価値は十分にあります。空調バスはほぼ1時間に一本。早朝に竜勝に向かえばかろうじて日帰りも不可能ではありません(お薦めはしません)。竜勝発の終バスは18時でした。
竜勝から竜脊梯田までは、竜勝のバスターミナルから双河行きのバスに乗り、途中下車します。このバスは30分に一本くらい出ていて、途中和平村で20分ほど客待ちの休憩をとるので梯田まで30キロ弱しかないのに1時間近くかかります。梯田から竜勝方面のバスは5時半頃でも走っています。
三江方面のバスも竜勝から40〜60分に一本出ています。三江へ行かれる方は竜勝まで空調バスを利用されることをお薦めします。
最近人気の観光地・資源へもここから朝7:30に一本バスがあります。但し時刻表に書いてあっただけで、一年中あるかは不明です。

■宿■
銀杉賓館に泊まりました。竜勝のバスターミナルを出て右・三江方向に徒歩5分。街で指折りの立派な建物です。ツイン100元で風呂・クーラー付き。しかも63元にまけてもらいました。お薦め。
竜脊梯田には麓にも頂上付近にも沢山の民宿があります。特に頂上にはありすぎです。景観をこわしてます。