華山(Huashang)2000.8

 


華山の全景です。天気が悪くて登れませんでした。


華山の麓にて。


玉泉院にあった華陀の墓。華陀というのは三国志にも出てくる医者です。この墓は清代に作られた物のようで、本当に華陀の墓だとは思えないです。いわゆるマユツバもの。


玉泉院で見かけた道士。道教の修行者です。本物かどうかはマユツバですが。

■華山について■
五岳というのは恒山・泰山・嵩山・衡山・華山のことを指していて、よくはわかりませんが何やら神聖な山の様です。華山は西安から東に1時間半、五岳の中では最も交通 の便に恵まれた観光地です。西安までは高速道路があり、山頂近くまでロープウェーもあるので西安からの日帰り観光地として賑わっています。

■見所■
残念ながら天候に恵まれず、登りませんでした。山頂で見る朝日がありがたいことで有名なので出来れば山頂で一泊したいところですが、夏でもかなり冷え込むようですし山頂付近のホテルはかなり高いとの事です。観光客のほとんどは西安からの日帰りなのでそれに参加するもよし、気合いを入れて朝日を拝むもよし、どうなとしてください。
朝日を拝むには、昼間に山頂を目指し、夜一泊する方法もありますが、私の聞いたところだと、夜の11時頃山頂を目指して登りはじめ、明け方山頂到着、朝日を見て下山する人もいるそうです。これだと経済的ですが、体力と防寒着と懐中電灯が必要です。また、外国人が午後から登山する場合は山頂で泊まると見なされ、麓の切符売り場で宿泊登録をさせられるようです。ここで登録しておけば山頂で泊まるとき面 倒がなくてようでしょう。ちなみに山頂まで歩くと5〜6時間という話です。
山頂と一言にいっても南峰(2160m)・東峰(2100m)・西峰(2083m)・北峰(1615m)があり、朝日を見るのは東峰、ロープウェーの終点は北峰です。
ロープウェーの乗り場は大門から8km程離れているそうです。そこまではタクシーでいくしかありません。
山麓には宿やレストランが沢山ありますが、繁盛はしていないようです。みんな山頂に行ってしまうからでしょう。かなり客引きがうるさいです。山麓の中心は大門付近。門があってそこから玉 泉院まで参道が延びています。玉泉院は道教の寺らしく、道士がいました。この寺から登山道が始まっています。


■交通■
西安の駅前からバスがあり、高速なら1時間半で到着します。また運城・洛陽方面 から西安に向かうバスも華山を通りますので事前に言っておけば高速のインターチェンジ付近で下ろしてくれます。下りた辺りにタクシーが待っているのでそれで山麓まで5元・10分ほどです。
華山から西安へは山麓の大門付近から沢山バスがあります。夜7時頃までは問題なく捕まります。というかバスの方から捕まえに来ます。 観光客の多くはツアーで来るので、普通のバスは客を捕まえるのに必死のようです。

■ホテル■
華山賓館という所に泊まりました。大門のすぐ近くです。設備はまあまあ、でも高いです。外人料金がまだあります。外人ツインが328元。交渉して230元でした。
しかしながらこんな所に泊まらなくても宿は沢山あります。客引きも沢山います。大門付近をうろうろしていたら客引きが集まってきますので部屋を見せてもらえばいいでしょう。