瀘沽湖(luguhu)2000.4


麗江から寧ランへの道。 樹底橋という所で 金沙灘(長江の上流)を渡る。


瀘沽湖と船。天気がさえなかった。


瀘沽湖とウシ。落水の旅館街が後ろに見える。


瀘沽湖。


落水の村はずれ。

■瀘沽湖について■
数年前までは行くのにバスで2日かかったこの湖も、近道が出来たため麗江から一日で来れるようになりました。そのため中国人の観光客が大挙して押し寄せ、秘境の風情は消え失せたように見えます。ここを有名にしたのは住民の摩梭人の間にわずかに残る母系社会ですが、それも観光化されて特に面 白味はありません。 この辺りの村の出身で、アメリカに渡り成功した女性がおり、彼女の書いた自伝が評判になったのもこの地を有名にしました。


■見所■
湖を見ます。水は澄んでおり、いくつかの島が浮いています。周りは山に囲まれ、その稜線が水に映ってなかなか神秘的な風景です。しかし、単なる湖があるだけと言ってしまうことも出来ます。わざわざ丸一日バスに揺られて来る価値があるかどうかは何とも言えません。

湖の観光の拠点は落水という村です。この村の湖畔に旅館が建ち並び、結構なにぎわいです。外人用のレストランまであります。この村から船(丸太をくり抜いて作った小舟)に乗って島を回ったり、湖の周りを散策したりします。
ほとんどの人はここで2泊します。それで十分でしょう。周りの村へのバスの便は少なく、あまり周辺を見て回るという気にはなれません。永寧という町まで出れば温泉があるようです。またここで会ったオランダ人はハイキングをしたそうです。 僕は一泊しかせず、船にも乗らずすぐに引き上げてきてしまいましたが、それでも十分という気がしました。


■交通■
麗江からバスで寧ラン(くさかんむりに浪)へバスで6時間。そこで乗り換えて2時間で瀘沽湖に着きます。寧ランからは永寧行きのローカルバスがあり、落水を通 りますのでそこで下りて10分ほど歩くと瀘沽湖の湖畔です。観光客用のバスなら湖まで連れてきてくれます。麗江〜寧ランの道はまだ工事中で舗装はされていませんが、さほど苦痛ではありません。すごい山道です。寧ラン〜瀘沽湖の道は大半が舗装されています。麗江〜瀘沽湖への直通 バスはありませんが、麗江から2泊3日か1泊2日のツアーバスが出ており、個人でも参加できます。
帰りのバスは朝のうち湖畔から出ています。やはり寧ランで乗り換えてその日のうちに麗江に帰れます。寧ラン発の最終は昼の12時頃です。


■宿■
宿は沢山並んでいます。しかし風呂はおろかシャワーも期待できません。シャワー付きのもあるようですが太陽熱を利用したもので、多分まともには機能しないでしょう。落水の町には共同シャワーもあります。まあ熱いシャワーはあきらめましょう。トイレもキツイです。
泊まった宿の名前は忘れてしまいました。一泊20元(3人部屋1ベッド)。トイレ共同。宿帳も書かず、領収書も出ないイイ加減な所でした。同じ様な宿が沢山並んでいるので自分の宿をよく覚えておかないと迷ってしまうので注意。
もっと良いホテルに泊まりたいと言う方はここには来ない方が良いです。日本人の団体客などが泊まる高級ホテルもありますが、落水から4kmほど離れており、自前の交通 手段がないと身動き出来ません。