昆明(Kunming)2002.3/2000.5/1998.5/1996.5
 
市内に残る東塔寺の塔。(1996年)

大観公園の大観楼。(1996年)


龍門にある垂直の崖。( 1996年)


龍門から見た昆明市街。(1996年)


昆明市内をさっそうと走る寝台バス。 (1996年)


メシがうまい。これは昆明飯店の西側の路地を入った所にある市場。(1996年)


三葉飯店の部屋から見た街の中心部。写 真は1998年のものだが、正面のビルは2000年5月になってもまだ開業していなかった。2002年3月に見たらやっと開いていてちょっとホッとした。

 

■昆明について■
雲南省の省都で観光の中心です。最近ではタイやラオス、ミャンマーとの貿易センターにもなっています。1999年には世界園芸博覧会が開催され、それに合わせて沢山のビルやホテルが建設されましたが、ちょっと建てすぎたようです。ホテルはガラガラ、ビルもガラガラ、至る所でテナント募集をしてました。


■見所■
昆明自体にはあまり見所はなく、大理や麗江、西双版納、石林などへ足を伸ばす人がほとんどです。雲南省の中には回りきれないほどの見所があり、昆明からバスや列車が出ています。

1.大観公園:街の南西のはずれにある公園。有名な観光地なのですが、普通 の公園にすぎません。大観楼という建物があり、観光客はその前で記念写真を撮りまくってます。それしか写 真を撮るところがないので大変な混雑です。この公園からは龍門行きのモーターボートが出ています(20元)。

2.龍門(西山森林公園):市内からバスで40分ほどの所にある広大な公園です。崖に張り付くように道があって、そこからの眺めはなかなかです。あと中国の国歌を作曲したニエアルの墓もあります。

3.翠湖公園 :街の真ん中にある公園で、池があります。じいさんたちが集まって胡弓を弾いているのが見所といえば見所。近くには花鳥市場があってペットや観葉植物を売っています。

4.その他 :国際園芸博の跡地が園芸博覧園という観光地になっている他、民族村や寺がいくつかある様ですが行ってません。園芸博覧園へは路線バスが多数ありますが、その他の郊外の観光地へのバスは見つけることが出来ませんでした。駅の回りか北京路にあるシン(さんずいに真)池電影院のあたりからバスがあるらしいのですが。

■交通■
日本からJASの直行便が出ています。2時ごろ昆明着、3時過ぎに出発するので時間も合理的に使えます。
空港は街の近くにあり、空港バスで5元ですが、 タクシーでも駅まで10元、茶花賓館まで15元くらいで行きます。ただし早朝のタクシーはメーターでは行ってくれません。なお空港は出来たばかりの新品ですがサービスは悪く、待たされます。国際線出発ロビーの免税店ではタバコが人民元で安く買えますが、タバコを吸うところがありません。
長距離バスは充実しています。大理、麗江へは高速道路も開通しました。大理までは一部片側2車線で、5時間半で行きます。日本から到着してその日のうちに大理に着くことも可能です。バスターミナルは町中に沢山あります。三葉飯店の向かい、駅から200m程の北京路にある昆明汽車客運転站がメインで、豪華高速バスもここから出ます。 豪華高速バスはボルボ社製(但しmade in China)で、 下関へは夜18:30の最終まで何本もあります(100元)。あと麗江、中甸、西双版納などへも出ています。西双版納行きは16時発で、寝台バスではなくリクライニング席のバスでした。
普通の長距離バスも無数に あり、特に大理・麗江・西双版納方面は列車の駅の前のバス乗り場に行けば客の取り合いをしているので値段も交渉できるようです。
市内バスも充実しています。他の都市に比べてもすいていて路線もわかりやすいです。
鉄道は大理へは寝台列車が走っているほか、成都や桂林方向にも列車はありますが、切符はないかもしれない。
貸し自転車は茶花賓館にありますが、道路のルールが複雑なので注意して乗りましょう。

■宿■
ホテルはありすぎで、値段が崩壊しています。ゴールデンウイークなどのシーズンをはずせばツインが60元からあります。昆明汽車客運転站の向かいにあって便利な三葉飯店の普通房は50元(風呂付)標準房が118元、昆湖飯店の向かいの金竹賓館は80元でかなり快適な部屋でした。
茶花賓館は昔からバックパッカーに人気の宿で、今ではユースホステル協会に登録されています。140元のツインと30元のドミがあり、チェックアウトの時間が午後2時というのがありがたいサービスです。安いドミなら駅近くの昆湖飯店ですが、設備はちょっとくたびれた感じです。